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Definición y significado de 便器

Definición

definición de 便器 (Wikipedia)

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Sinónimos

Diccionario analógico


便器 (n.)




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Wikipedia

便器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

便器(べんき)は、人間が主に小便排泄に使用する衛生陶器であり、建築部材である。世界中のあらゆる建築物、住宅や施設の便所に、様々な設計や形態で設置されている。設置の仕方や汚物の処分方法は、使用されているそれぞれの国の人々の生活習慣によって違う。

小用専用の小便器と、大小用兼用の大便器がある。大便器には、水たまりを持つ水洗式の便器と、主に汲み取り式として使われる、便器に穴が空いた落下式の便器がある。

目次

小便器

壁掛け型小便器 センサーフラッシュバルブ方式
ファイル:Benki660728.JPG
床置型(ストール)型小便器

日本にある近代的な陶器製の小便器は、主に男性用で、座らずに用を足す形になっている製品がほとんどである。衛生面から跳ね返り、尿石の付着を防ぐために洗浄薬剤を排水口付近に入れて置くこともある。

古い公共の施設(公園などの公衆便所鉄道駅の構内など)では混雑時に複数人同時に並んで用が足せるように個別でない設備もあり、その場合人の立つ場所が一段高くなって、向かい側の溝に流す形になる。しかし近年は個別の設備が並んで設置されるのがほとんどである。

種類

  • 床置型(ストール型)小便器 - 大型、中型、小型に分類され、公衆便所に並んで設置される場合、ささやかな仕切り板が付けられることがある。
  • 壁掛け型小便器 - 戦前からあり、俗に朝顔と呼ばれる普及品であったが、成人男性の股間の高さに設置されていることが多く、このタイプは子供には使いにくい。このため、低めの高さに設置されたり、踏み台を設けたりすることもある。
  • 筒型小便器 - 和風の飲食店のトイレで使われることが多く、はね返りと臭気の防止(尿素アンモニアへの酸化分解による臭気の発生を低温にすることで防ぐ)のためを投入してある場合もある。
  • 省スペース型小便器 - 省スペース型設計なので、一般住宅でも取り付けが可能。TOTOでは「スリムU」の愛称がある。(ただし、2005年6月に生産終了した。現在では発売されていない)
  • 女性用小便器(サニスタンド)- アメリカで1930年代に当時は高級品のナイロンストッキングが普及した際、腰掛式では座った際に伝線などの恐れがあったが、中腰ならそれが防げるとして発売された女性の立ち小便用の便器。日本では1951年に東洋陶器(現・TOTO)が製造・販売を開始したが、まだ和服が多く、女性が座らず小用をするとは奇妙な製品だと一般に受け取られ、その結果普及せず、1971年に製造中止となった。なお、東京オリンピックの際には、外国の女性選手のために国立霞ヶ丘競技場内に設置された。
  • 幼児用小便器 - ストール型小便器を幼児(男児)が使いやすいようにサイズを小さくしたもの。幼稚園保育所及び公共施設(近年、百貨店ではかなり前から)母親と共に訪れた幼い男児向けに、このタイプの小便器が女子トイレや多目的(障害者用)トイレに設置されていることが多い)で用いられる。(通常のストール型を幼児用として設置する場合もある)INAX製のものはミニチュア版ストール型小便器といった形だが、TOTO製のものは丸型の独特の形をしている。

構造

上部を起点に:上水道管、洗浄用のフラッシュバルブ(センサーやハイタンクによる自動洗浄もある、その場合水道管のみ)、洗浄水の吐水口、中心部、リム部(排泄時にちょうど尿が当たる部分)、底面に排水口があって陶器製のトラップが埋め込まれている。トラップにたまった洗浄水と尿目皿による封水作用により臭気の上昇を防ぎ、排水管の途中に設けた水が溜まる排水トラップ、排水管の順番となっている。

一方、壁掛け型小便器は便器本体がボルトやネジで壁に固定されており、便器の下部に見える。

大便器

大便器は大小用に用いられる普通の便器のことであり、しゃがみこみ式と腰掛式(洋式・洋風)がある。衛生陶器という設備部材のひとつ。設備の設置には給水排水工事を伴うため、工事は衛生設備工事業者が行うのが普通である。

和式大便器(和風大便器)

左: ロータンク式和式大便器, 右: 明治時代の和式大便器

しゃがみこみ式のひとつで、日本特有の構造であることから通常は和式と称される。和便(わべん)または日本式とも言う(韓国など海外では「東洋式」と呼ばれる場合もある)。床に埋め込まれる形で施工される、跨り屈んで使用する大便器。材質は陶器製で、列車用などにはステンレス製もごく少数ある。金隠しと呼ばれる半円状の部分が前部にある。

小便器を個室に置かない場合、和風便器を一段高くした床に設置し、和式便器後部を段違いに低くした後方に張り出させ男子小便の用を兼ねる両用便器があり、平面床に設置される一般の便器とは区別している。この両用便器はもともとは列車用に採用された様式だが、近代化後は小便器の設置空間を取りにくい日本の狭い住宅にも採用され広まった。また、一般便器では便器汚損のより起こりにくい、鉢の長さを伸ばしたタイプの製品が増えており、トイレ空間の向上が図られている。

幼稚園、保育園向けにサイズを小さくした幼児用も存在する。

金隠しが凶器となるおそれがあるため、刑務所用に金隠しの無いタイプもある。

便器に直結されているフラッシュバルブや給水管につかんでしゃがみこむとパイプを破損する恐れがあるため、列車便所のように便器の前に手すりを設ける場合もある。また、便器にフラッシュバルブを直結している場合、棒を足で踏んでしまうことで故障の原因になる。

洋式への移行

水洗便器の場合、住宅やオフィスの新築・リフォーム用としてはほぼ洋式型に移行している。公共空間ではバリアフリーから怪我や障害などでしゃがみ込むことが困難な人に配慮して洋式の設置が進められている。特に入口の扉を広くし、段差もなく、手摺を設置した車椅子用のトイレも多くの場所で設置されている。現在、和式は学校など不特定多数の利用がある公共施設に設置されるのがほとんどである(不特定の人が利用する便座に座ることを好まない人もいる)。住宅用では、腰掛便器に改造工事ができるアタッチメント(TOTOの商品名は「スワレット」)もあり、簡単に腰掛式にリフォームできるようになった。

その他のしゃがみこみ式

しゃがみこみ式には和式以外にもいくつかの伝統的な洋式が存在する。

  • アラブ式
中東からアフリカにかけてのイスラーム文化圏に多く見られる様式。金隠しがなく、しゃがみこむ際に足を乗せる部分も一体になっている。
  • トルコ式
アラブ式から発展した形態で、日本では腰掛の「洋式」と区別するため(イスラーム圏の)トルコ式と呼称しているが、実際にはヨーロッパキリスト教圏の国で見られる形態である。

いずれの形式も金隠しがない、ボウル面が狭い、しゃがみこんだ時の足幅が狭いなど、和式ほど洗練されていなかったこと、文化的に受け入れられなかったこと、日本型の水洗便所(紙など多少の異物を同時に流す)に適さなかったこと等から、日本国内において生産・販売された実績はない。

腰掛大便器(洋式・洋風大便器)

水洗便所、簡易水洗便所のほか、非水洗にも商品がある。男女大用、女子小用は便座に腰掛け、男子小用は便座を上げ立位で使用する便器で、本体の他、便座、便蓋で構成される。

日本ではペリー来航以来欧米諸国から伝わったため洋式と称するが、しゃがみこみ式に比べ洋式の形態は多様ではなく、ほぼ世界で共通した形式と言える。また西洋でもしゃがみこみ式の便器の採用例は多いが、日本では「洋式」と称した場合この腰掛式を指す。

身体障害者の使用に資する他、快適性の向上を図るため、

  • 便座が電熱機能を持った暖房便座
  • 温水を噴出させ大小用後の洗浄ができる温水洗浄便座(商品名:TOTO「ウォシュレット」、INAX「シャワートイレ」など)

が開発され、広く普及している。

和式便器に比べ、使用姿勢の支障のなさや安定性に勝り、生活空間の水まわりにおけるバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化の核となる機器であるが、使用時に便座が直接身体に接触することが嫌われるほか、公共便所における清掃性、堅牢性は一般に和式便器の方が高い。

近年、さらなる高機能化が進み、便蓋の自動開閉、便器の自動洗浄機能などを搭載する商品も多くなり、電装化の進みつつある製品でもある。

なお、便器鉢部分の前後方向長さから、大きく分けて標準サイズとエロンゲートサイズ(大型)がある。大きさとしては標準サイズが32~34cm、エロンゲートが36~38cm前後と3~4cm程度の差であるが、洗浄方式(下記)においてサイホン式やサイホンゼット式が一般化したことや、便器そのもののサイズがコンパクトになったことから、近年はエロンゲートが主流となっている。また、背の低い子どもでも安心して使えるように高さを低くしたものもある。

ファイル:Toilet ordinary&child,child-benki,japan.JPG
幼児用の便器と通常の便器

身体障害者用として長方形、長円形のものや車椅子で移動しやすいように高さを上げたものも存在する。長方形や長円形のものは前向きに座っても、後向きに跨いでも使用できる。

幼児用として小型サイズのものもあり、幼稚園や保育園、近年では商業施設や公共施設の多目的トイレにも用いられる。これには洋式便器のミニチュア版と細長い長円型があり、後者は前向き、後向きどちらにでも座って(跨いで)使用できる。また、便器の蓋の代わりに幼児用の小さい便座を装備した「親子便座」を設けることも多い。

洗浄方式

もっとも簡易な普及品なのが洗い出し式、洗い落とし式であるが、構造上の欠点も多く、便器として性能が高いのは快適性や洗浄力を高めるべく開発された、サイホン式、サイホンゼット式である。汚物を水没させて便器の汚れ付着や臭気発散を防ぐ封水(溜まり水)の大きさ、洗浄力や排出力の強さと、背反となる洗浄水量の節減とが特にオイルショックに始まる「省資源時代」の技術的課題である。

在来型の便器は便鉢外周の縁(リム)内に水を流し、その下部に幾つも設けられた孔から便器内に吐水するが、INAX(当時は伊奈製陶)の節水型タンク密結便器「カスカディーナ」以来、洗浄水の水勢を損なわずに効率的に便鉢洗浄する設計とするため縁水路を廃止しノズル吐水を行う構造が改良されてきた。このような構造は最近の家庭用新設便器において定着した感があり、さらに高級住宅向け便器として、洗浄、排出を電磁切り替えで行う水道直圧による節水便器(TOTO「ネオレスト」、INAX「サティス」)の拡販が図られている。

洗浄水量は、洗い落とし式で10リットル前後、サイホンゼット式では13リットル(いずれも大洗浄)というのが一般的であったが、最近は大洗浄で8リットル、小洗浄では6リットル程度への節水化を果たした新型製品が品揃えされた。その契機となったのは、1978年から1年近くにわたって続いた福岡大渇水であった。福岡市ではこの大渇水を契機に、サイホン系であっても洗浄水量を10リットルにするよう条例で義務付けた。これに“地元”のTOTOがいち早く対応し、「福岡市専用」商品を発売した。その後全国でも渇水の影響が広がったことから、現在ではライバルメーカーを含め節水型を「基本商品」に位置づけて対応。更なる節水効果をうたった商品も販売されている。

洗い出し式(和式)

和式便器で一般的な方式である。リム部および後部からの水勢で汚物を流す。便鉢奥側にトラップ(排水路の封水)があるが、手前側の溜水部が少なく、汚れの付着や臭気発散が多い欠点がある。

洗い落とし式(腰掛式、和式)

和式便器にも存在しているが、特に腰掛便器普及品の洗浄方式である。便鉢に吐出された水勢のみで汚物を排出する。封水面が小さいため、汚物が付着しやすいほか、座面と封水との落差から水のはね返り(汲取式便器にならって、俗に「おつり」という)を気にする使用者も多いのが欠点で、近年はサイホン式、サイホンゼット式へ移行しつつある。ちなみに、洗い落とし式の和式便器は、現在は、寒冷地対応品(寒冷地仕様)程度にとどまっている。

ネオボルテックス式(腰掛式)

洗浄水の渦作用と水勢で流す方式。洗い落とし式の一種であるが、洗い落とし式の排出力の弱さを水流によって作る封水面の渦水流によって補う方式で、封水面も洗い落とし式より広い。便鉢はサイホン式より小さくなるが、洗い落とし式に比べ高い性能を、サイホン式より少ない洗浄量と低価格で実現し、あわせて狭小現場への対応を図ることを狙いINAXで開発された方式で、タンク密結式の他に、一部公共用システムトイレ製品(壁掛式洋風便器)も発売されている。システムトイレ用のネオボルテックス便器はTOTOでも発売されている(TOTOでの呼称は「ニューボルテックス式」)。2006年には溜水面を拡大した「ワイドボルテックス式」がマンションリフォーム用に追加された。マンション用の排水芯が高い(155mm)床上排水では、サイホン作用を作ることが難しいため、ネオボルテックス式をベースに大型便器に適した改良がなされた。

サイホン式(腰掛式)

屈曲した排水路により管内を満水させ、サイホン作用を起こさせることによって汚物を吸引して排出する方式。大きな封水と強い排出力を持つ上位機種である。欠点としては吸引時の空気巻き込みによる騒音発生があるが、現在の住宅新築用では主流となっている方式で、性能確保と節水、消音化との両立が技術課題である。

セミサイホン式(腰掛式)

サイホン式の一種であるが、便鉢や封水量を小さくし、洗浄水量の節減と低価格化、あわせて狭小現場への対応を図ったTOTOの方式である。

サイホンゼット式(腰掛式、和式)

サイホン式をさらに強化し、封水部から屈曲部に向けてゼット孔を置き、このゼット孔からの水流で強制的にサイホン作用を起こさせる方式である。サイホン式よりさらに大きな封水面と強い排出力を得られるが、大きな封水面とゼット孔水流の必要から洗浄水量は多くなり、サイホン式に比べより大きな騒音や高価格となるのも欠点である。サイホン式同様の技術課題により公共用、タンク密結式とも改良が行われており、採用は多くなってきている。和式便器も発売されていたが、現在は発売が中止されている。

サイホンボルテックス式(腰掛式)

高級住宅向けのタンク一体型超消音便器として開発された方式で、便器の奥に一体化されたタンクから洗浄水を短時間に独特の窪みのついた便鉢の封水下へ吐出させ、落水音なく水位差をつくり、空気を巻き込まない渦作用の起こる便鉢形状によってサイホンを発生させ、空気を吸い上げることなく排出する。排水路の構造が複雑なため異物の詰まりやすい傾向があり、また大量の吐出水を確保するため洗浄水量はサイホンゼット式よりさらに多くなり、節水面、維持費用面の欠点となるが、強い排出力のほかサイホンゼット式よりさらに大きな封水面を確保でき、徹底して空気の巻き込みを排した洗浄騒音の静粛さが特徴である。タンクが便座とほぼ同じ高さにありローシルエットである。高級住宅、ホテルのほか、公共用にも静粛性が求められる場所で採用されている。

ブローアウト式(腰掛式、和式)

強力な水勢のゼット孔をトラップ底面から排出口へ向かって設け、もっぱらその噴出力で汚物を排水路へ吹き飛ばし排出する方式。封水面が広く排出力が強い。サイホンゼット式と違い、サイホンを発生させず排出力を水勢のみとする事により排水路の構造を直線化でき、特に異物の詰まりに強いが、その反面、水勢を強い噴流発生に集中させるため、便鉢流下水が少量となり洗浄力がやや弱いほか、構造上噴流が空気中に露出し騒音が非常に大きいのが欠点で、住宅用には適さず、特に詰まりへの強さを期待する公共便所やシステムトイレで、近年腰掛式、和式とも採用が広がっている。

水道直圧式(腰掛式)

TOTO「ネオレスト」(同社は「シーケンシャルバルブ式」と呼ぶ)やINAX「サティス」(同社は「ダイレクトバルブ式」と呼ぶ)の洗浄方式で、サイホンゼット式に準ずる封水を持たせ、

  1. 水流を便鉢に流下させ洗浄
  2. 続いて排水路に噴流を流し排出
  3. 排出後再び洗浄水を流下、便鉢の封水を復元する

一連のタイミングを電磁弁でコントロールして便器洗浄する節水型便器。2006年現在、大6リットル洗浄をいち早く実現している。汚物をゼット孔の噴出力のみで排出することからブローアウト式の一種といえるが(ただしTOTOでは「サイホンゼット式」の一種としている)、特有の騒音はゼット孔を排水路の深い位置に置くことや噴流の噴出時間を自動コントロールすることで抑制している。洗浄操作を自動化(センサー化)した操作性、ロータンクを廃止したデザイン性や節水性に優れるほか、貯水が不要となる事で連続使用も可能にするが、停電時は特殊な手動操作により洗浄しなければならないほか、一般に便鉢の洗浄力はサイホン式よりやや劣り(サイホン式は便鉢を100%の水流で洗うが、この方式の場合は70%程度)、水圧の低い場所では使用できないのが欠点である(INAXサティスは、水圧の低い場合にそれを補う低流動圧対応ユニットをオプションで用意している)。

ハイブリッドエコロジーシステム

TOTOの商品。水道直圧式をベースに小型タンクを組み合わせ、水道から直接流れてきた水はボール内の洗浄に、内蔵タンクからの水はポンプで加圧してゼット穴部分から勢いよく噴出させる新洗浄方式。これにより従来タンクレストイレが使えなかった水圧の低い場所(戸建て2階、マンションの高層階、高台など)でも使用可能になっている。2007年8月1日発売の「ネオレストハイブリッドAH」で採用。参照リンク

6リットル便器

  • INAXでは2006年より、大洗浄6リットル・小5リットルを実現した節水便器「eco6」(エコシックス)を発売している。現在の節水型サイホンゼット便器が限られた洗浄水量において排出性能確保をゼット孔吐出水に依存しており、便鉢流下水量を制約して洗浄力を低下させているとの反省に立ち、節水と便鉢洗浄力向上との両立を念頭に再設計された新系列である。ゼット孔を設けず、独自設計の分配管を介して洗浄水を吐出させる「まる洗い洗浄」を核にしたサイホン式(サティスアステオ・アメージュV・Pita)およびネオボルテックス式(アメージュC)と、「まる洗い洗浄」にゼット孔排出を併用した水道直圧式(サティス)との3種が品揃えされた。
  • TOTOも同年8月より、INAXサティス競合品のネオレストで大6リットル・小5リットル・男子小4.5リットル洗浄の新シリーズを発売した。さらに11月からは、ピュアレストシリーズやウォシュレット一体型便器:Zシリーズ、住宅用システムトイレ:レストパルSXなどのロータンク式サイホンゼット便器で便器内部構造の改良により6リットル洗浄を実現している。

注意事項

節水効果を上げるため、よくサイホン系でタンク内にペットボトルや煉瓦などを入れ、タンクに貯水できる水量を減らすことが行われているが、メーカーでは「これは誤りで、却って故障の原因となる」として、行わないよう求めている。

タンクを用いるものでは、タンクと便器が一体となって設計されており、タンク満量の水量でどんな糞尿でもきれいに洗い流すことができるようにしている。九州朝日放送ドォーモ』が、地元ということでTOTO本社に行ってトイレ開発の現場を取材した際にも、関係者が開発のやり方を見せながらそのように指摘したことがあった。節水化の方式としては上記の便器における排水形状の変更だけではなく、便器に被膜することで、汚れにくくするとともに少ない水量でもきれいに洗い流せるようにしているものもある。TOTOは「Ce F ion Tect」(セフィオンテクト)の名称でこの技術に関する特許を取得しており、他の自社水回り商品だけではなく、自動車のサイドミラーにも応用されている。

水の貯め方

水道管に直結したフラッシュバルブで直接流すと、同時に複数台の大便器が使用された場合、配管系等への圧力の負担が大きいので、タンクに貯めておく方式がとられることが多い。大便器の上にすぐタンクがある場合(ロータンク)が普通であるが、天井付近にタンクがある場合もある(ハイタンク)どちらにしても、結露する可能性があるので、断熱して、防露を施す必要がある。水は、ボールタップで貯める量を制御する。

タンクレスとして、便器内に水がたまる構造になっているものもある。小便器の水量は比較的少ないため、直結で流されることが多いが、ハイタンク式で流されている便所も比較的古い建物などにある。センサーで自動的に洗い流すものもある。

関連項目

外部リンク

 

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